現在の仕事もいいけれど、更に条件が良い企業へと転職したい。
そのような思いから転職を考え始める人は多いでしょう。
しかし、いざ転職活動を始めようとリサーチを始めると、今度は転職に関する様々なサイトがありすぎて、どれを利用するのが良いのかよくわからない。
今回はそんなお悩みをお持ちのあなたに、自分にあった転職サイトの選び方をレクチャーしようと思います。
目次
転職サイトを活用するメリット
転職時に企業の情報を調べる方法として、転職サイト以外を利用する方法もあります。
しかしながら、それでも転職サイトを利用することをおすすめする理由として、次の3点が挙げられます。
①より快適に活動を進められる
既に退職済みの場合を除いて、多くの人にとって転職とは、現在の職場で働きながら、その合間の時間で求人情報のリサーチ、履歴書の記入、面接の準備を進めるなど、
非常な労力が必要とされることです。
それゆえに転職活動に伴うストレスを減らす努力は、非常に重要だといえます。
転職サイトを使用することで、例えばサイトよってはあなた自身にあった企業を紹介してもらえる、面談日時の調整をしてくれるなど、個人で転職をする際よりずっと、手間を少なくすることが出来ます。
つまり転職サイトを有効活用すれば、より快適に転職活動を進めることが可能なのです。
②より効果的な活動を進められる
転職活動を進める上で、求人情報に対するアクセス数をどこまで増やせるか、は非常に重要なことでしょう。
なぜなら、それだけ転職へとつながる可能性の数を増やしたことになるからです。
転職サイトはその点で、膨大な数の求人が掲載されています。
そのように多くの情報から、例えばあなたが求める条件にあった企業を見つけるなど、絞り込み検索をかけることも出来るので、個人で活動するよりもより効率的に情報を探すことができます。
また、いざ企業に応募するとなった際に、履歴書等の応募書類の添削、面接対策などのサポートをしてもらうことで、選考通過の可能性を挙げられるなど、より効果的な転職活動を進めることが出来るのです。
③より短期間で求める転職にたどり着ける
ただでさえ労力が必要とされる転職活動に長々と時間をかけていたい、そういう人はほとんどいないでしょう。
誰だって、出来ることなら短期間で、しかしながら自分が求める条件を妥協することなく活動を進めたいはずです。
転職サイトをうまく活用することで、様々な方面から自身の転職活動に対してアドバイスや支援を受けることができます。
それらを活かすことで、より短期間で求める転職にたどり着くことが出来るのです。
転職サイトには2種類ある
これまで転職サイトを活用するメリットについて説明してきましたが、実際に転職サイトと言っても、実は2種類の異なる系統のサイトが存在しています。
1つ目は「転職求人サイト」、そして2つ目は「転職エージェンシー」です。
ここではこの2つのサイトがそれぞれどのような特色を持っているのかを説明してゆきます。
転職エージェンシー
サイト利用者一人ひとりに対してキャリアアドバアイザーと呼ばれるプロの支援者が利用者と企業との間に入るため、転職活動における幅広いサポートを受けることが可能です。
例えるとすれば、二人三脚のようなものと言えるでしょう。
アドバイザーと利用者とが一緒になって転職活動の成功を目指します。
利用者はサイトに登録した後に、まずキャリアカウンセリングを受けます。
その際にわかった情報をもとに、キャリアアドバイザーが利用者に最適な求人を探して提示してくれるのです。
自分で莫大な求人情報を調べる必要がなく、企業との面談の日程に関するやり取りもアドバイザーがしてくれるため、利用者側の手間が少なく気軽に利用できる点がメリットと言えます。
しかしながら、担当者との相性の善し悪しによって左右されてしまう、今あるスキルをもとに転職先を探すため新しい業界への転職が難しい、といったデメリットも存在します。
転職求人サイト
サイト利用者本人が主体的に求人情報を探してゆくタイプのサイトです。
転職エージェンシーと違い、支援をしてくれるアドバイザーが存在しないため、求人情報を探すところから始まり、企業とのやり取り等を全て個人で行うこととなります。
そのため、働きながら転職先を探す人にとっては、転職活動をする上での負担が多く感じられるかもしれません。
しかしながら、例えば現在働いている業種での案内がメインになってしまうエージェンシーとは違い、他業種・職種まで幅広く考慮することが出来るという点で自由度が高いです。
そのため、幅広く様々な求人を見たいという人に最適と言えるでしょう。
以下が転職エージェンシーと転職サイトの特色の比較表です。
転職サイトを選ぶ際に気をつけること
ここまで、転職サイトを利用するメリット、そしてより具体的に「転職求人サイト」と「転職エージェンシー」の2つについて説明してきました。
ここからは、これらのサイトを選ぶ際に気をつけるべきことを3点、述べたいと思います。
①自己分析をしっかりしておく
実際に転職サイトを選んで利用する前に、自己分析をしっかりと行いましょう。
自己分析を行うことは転職活動自体を進めていく上で非常に重要なことだと言えます。
例えば、他の人からこれまで褒められたことを考えてみてください？
第三者からみた客観的な自分の強みに気づくことで、自らの適性を新たに見出すことができるかもしれません。
また、これだけは譲れない条件を考えてみるのもいいかもしれません。
これだけは嫌だという視点から見つめることで、逆にどんな条件や仕事なら、自らの適性を生かして働くことが出来るか、よりはっきりと浮かび上がってくるでしょう。
このように自己分析をしっかり進めれば、いざ転職サイトを利用する際により明確な目的を持ってサイトを活用することができます。
また、一人でコツコツと活動することを得意とするのか、それとも誰かと共に活動を進めることを得意とするのか、それが自己分析によってはっきりすれば、どちらのサイトを利用するか選ぶ際に、自分に最適な方を選ぶことが出来るのです。
②転職サイトには得意分野がある
転職サイトを選ぶ際の求人掲載数の多さは、そのサイトの質や信頼度の高さがわかるという意味で大事な指標となるでしょう。
しかしながら、掲載数だけを基準に選んではいけません。
転職サイトにはそれぞれ得意分野というものが存在しています。
例えば、利用者が20代なのか30代なのか、それだけでも利用するべきサイトは変わってきます。
また目指す業種・業界によっても、利用するべきサイトは変わってくるのです。
そのことを理解した上で、自分の年代・性別・目指す業種に合ったサイトを利用することがベストだと言えます。
③一つのサイトではなく複数を登録して使い分ける
転職サイトを利用する際、一つのサイトだけを使うのではなく、複数の異なるサイトを利用することで、より転職者にとって優位に転職活動を進めることが出来ると言えます。
例えば、転職エージェントでキャリアカウンセリングを受けることで、自分が目指したいと思う職の方向性が見えてきたとします。
それをもとに、今度は転職求人サイトでその方向性に合う条件の仕事を探して見れば、より沢山の可能性に出会うことが出来るのです。
またセカンドオピニオンという意味でもサイトの複数利用をおすすめします。
特にエージェンシーを利用する際、どうしても担当者との相性によっては、最適な案件を案内してもらえないなど、問題が出てくる場合もあります。
複数利用をしていれば、そのような場合に、本当にエージェントが自分に最適な案件を案内してくれているかどうか、きちんと把握することが出来るのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は転職活動を成功させるためにも、転職サイトは積極的に利用してゆくべきということをお伝えしてきました。
今回お伝えした内容は以下のとおりです。
- 転職サイトを活用すればより快適に、より効果的に、より短期間で転職活動を成功させることが出来る
- 転職サイトには「転職エージェンシー」と「転職求人サイト」の2種類がある
- サイトを選ぶ際、自己分析をしっかりし、各サイトの得意分野を理解した上で自分に最適なサイトを複数利用する
この3点をお伝えしてきました。
是非今回記したサイトを活用して、転職活動を成功させてください！