地方で職探しをしていると、自分が希望する仕事の募集がないのが多いのではないでしょうか。
そこで、東京での転職をおすすめします。
というのも、東京は全国で最も平均賃金が高いエリアなので、東京へ出てくれば年収アップが期待できるからです。
ただ、地方から東京に出てきて転職活動に失敗してしまう人も少なくはありません。
そこで本記事では、地方から東京への転職活動で失敗しないためのポイントを紹介します。
目次
地方から東京へ出てくるメリット・デメリット
地方から東京へ転職することを希望する人の中には「東京の方がお金が稼げて生活も楽」と考える人が多いです。
しかし、地方から東京への転職は良いことばかりではありません。
転職活動に失敗しないためにもまずメリット・デメリットを理解しておきましょう。
地方から東京へ転職するメリットとは
仕事の選択肢が広い
まず、地方から東京へ転職するメリットなのが、仕事の選択肢が広いという点です。
特にIT系の企業は首都圏に集中しており、地方でIT系の仕事を探していてもなかなか見つかりません。
仕事が見つからないために東京へ出てくる若者も多いです。
稼げる金額が地方よりも高い
東京都の平均年収は612万円と言われており、全国でもトップです。
そのため、高い年収を稼ぎたいなら東京へ出てくるのが良いでしょう。
東京はその分物価が高いと言われますが、地方と差があるのは家賃程度です。
それ以外のものの価格に関してはそれほど差がありません。
したがって、東京での生活はお金がかかるという心配は必要ないでしょう。
また、東京は企業の数が多い分キャリアアップのチャンスもたくさんあります。
そのため、地方と比べて高い年収を稼げるチャンスが多いです。
車が必要ない
地方に住んでいると車を持っていないと生活が大変です。
そのため、年収が低くても大事な移動手段である車は手放せないでしょう。
しかし、首都圏なら交通の便がとても良く、バス・電車などといった公共交通機関が充実しています。
そのため、首都圏では車を持っていなくても問題ありません。
電車の本数も多く、万が一電車に乗り遅れてしまっても次の電車がすぐに来るので便利です。
プライベートの過ごし方が多種多様
日本の首都である東京には様々な娯楽が集まっています。
そのため、プライベートの過ごし方も様々であり、毎日を楽しく過ごせるでしょう。
東京は日本の最先端の流行が集まる街でもあります。
それに対し、地方は流行っているお店が来るのに時間がかかります。
しかし、東京に住んでいれば毎日楽しく過ごすことができ、流行に遅れる心配もありません。
地方から東京へ転職するデメリットとは
家賃が高い
東京は地価が高い分家賃も高いです。
東京でワンルーム・1Kかつユニットバスの家と同じ程度の家賃で田舎なら広い家に住むことができます。
一軒家を建てるにしても、同じ間取りの家で東京なら田舎の数倍程のお金が必要になります。
家賃が高いなら郊外に住むという手段もありますが、この場合通勤に時間がかかり大変です。
企業の数が多い分ブラック企業に当たる可能性も高い
東京にあるすべての企業が待遇が良く、地方よりも稼げる企業というわけではありません。
企業の数が多い分、ブラック企業に当たってしまう可能性が高くなります。
そのため、しっかりと企業情報を吟味して転職活動をすべきでしょう。
それに対して地方でブラック企業だとすぐに噂となるので、会社の実情を把握しやすいです。
それに加え、東京と比べて地方の企業は出世競争もそれほど激しくありません。
そのため、長く働ける企業を探しているなら地方の方が見つけやすいでしょう。
通勤ラッシュが大変
東京で働くうえで大変なのが通勤ラッシュです。
首都圏へ向かう電車はどの路線も満員状態で、なかなか座れません。
そのため、通勤にかかる体力面での負担は大きいでしょう。
したがって、自分が無理なく通勤できる範囲で仕事を探さなければいけません。
東京での転職に失敗しないためのポイント
地方から東京へ転職して失敗してしまう人は少なくありません。
そこで、転職に失敗しないためにはどのようなポイントを押さえたうえで転職活動をすべきなのでしょうか。
どうして東京で働きたいのかをはっきりさせる
遊びたいから東京で働きたいと考えている人はかなり多いです。
確かに、地方は東京と比べると娯楽が少ないので退屈に感じるかもしれません。
しかし、娯楽目的での転職は、失敗してしまう可能性が高いでしょう。
それに、転職の面接では必ず転職理由について質問されます。
この転職理由が企業を納得させられるものでないと、長く働ける人ではない、人間性に問題があるなどと判断され、採用してもらえません。
そうならないためにもどうして東京で働きたいのか明確に考えましょう。
娯楽を目的として上京するなら、キャリアを形成し、趣味と仕事を両立させるか考えて転職活動に取り組みましょう。
仕事を辞めるのは転職先が決まってから
勢いに任せて仕事を辞めて、何も考えずに状況する人が多いです。
しかし、これはあまりおすすめできません。
仕事を辞めてから転職活動に取り組む場合、職歴に空白期間ができてしまいます。
ですが、職歴に空白期間があると企業への印象が悪いです。
それに、東京へ転職をする場合、賃貸物件を契約する必要があります。
東京の賃貸物件の大半は保証会社を利用しており、審査に通らないと入居させてもらえません。
その審査に無職の状態で通るのはかなり難しいでしょう。
また、仕事を辞めてから転職活動をすると、次の転職先をなるべく早く決めなければいけません。
そこで、なかなか転職先が決まらないと焦りが出てきてしまいます。
焦りが出るととりあえず東京に出るために仕事を探さなくてはいけないと思い、ブラック企業に入社してしまう可能性も高くなるでしょう。
転職先や生活について困らないためにも、転職先が決まってから仕事を辞めましょう。
地方に住みながら東京での仕事を探す方法は？
やはり東京に住んでいる人と比べて、地方に住んでいると東京で働ける求人を探す手段が限られます。
特に、地方は東京の企業に関する話を聞く機会が少ないので、ブラック企業かどうかを見極めるのは大変です。
そこで、地方に住みながら東京での仕事を探すには、転職エージェントなどを使うのが有効です。
転職フェアを活用する
DODAや@typeなど大手の転職サイトでは、地方でも転職フェアを定期的に開催しています。
大手の転職フェアに出展している企業は、地元企業だけでなく東京の企業も多いです。
それに、転職フェアなら企業の人事担当者から直接話を聞くことができます。
人事担当者と1度話をして好印象を与えられれば採用もスムーズに進むことが多いです。
そのため、転職フェアに参加すれば東京での転職活動を有利に進められる可能性が高いでしょう。
転職エージェントを活用して転職を成功させよう
地方に住んでいながら東京で仕事を探すには、多額のお金がかかってしまいます。
そこで、おすすめの仕事の探し方が「転職エージェント」です。
大手の転職エージェントなら地方都市に拠点を持っていることが多く、家から近い場所でキャリアコンサルタントから話を聞くことができます。
大手エージェントならば、東京の求人の中でも自分の希望条件に合った求人を紹介してもらえます。
それに、地方都市から東京へ転職をする人はたくさんいます。
そのため、コンサルタントの中には東京への転職をサポートした経験がある人が多く、初めての転職でも心強い味方となります。
転職エージェントを活用し、転職のポイントや注意点を整理して、東京での転職活動を成功させましょう。